• 岡崎五朗氏が語る

  • 藤島知子氏が語る

  • 三代やよい氏が語る

PROFESSIONAL'S VOICE モータージャーナリスト、エディターの方々にプジョーの各モデルについて語っていただきました。専門家視線のレビューをぜひご一読ください。- SUV 3008 -
PROFESSIONAL'S VOICE モータージャーナリスト、エディターの方々にプジョーの各モデルについて語っていただきました。専門家視線のレビューをぜひご一読ください。- SUV 3008 -

「次」を求める層を捉える時代の先を見据えたセダンとワゴン 「次」を求める層を捉える時代の先を見据えたセダンとワゴン

華美でも派手でもない抑えた個性に宿るセンス

昔プジョー406ブレークに乗ったときの衝撃は忘れられません。普通の金属ばねのサスペンションなのに「世の中にこんなに乗り心地の良いクルマがあるのか」と驚きました。ステアリングも滑らかなのに、しっかりフィールが伝わってくる。

しかもブレーク(ステーションワゴン)だから荷物もたっぷり積めて実用的で、かつお洒落なんですよね。

たとえばフランスの母親は子供に服を選ばせるんです。その時たったひと言だけ言うんだそうです。「色はふたつまでよ」と。そうやって子供の頃からセンスが育まれていくのでしょう。華美ではなく、どちらかというと抑制的なセンスはプジョーにも見られる美点です。シンプルなんだけど、通り一遍の無個性派では決してないという。

すべてに棘がない「心地いい」という随一の感覚

508はセダン(ファストバック)、ステーションワゴンともにすごく格好良くなりました。デザインコンシャスで、後席を重視したセダンでもなければ荷室容量に重点を置いたワゴンでもない。

でも乗るとすごくほっとするんです。ステアリングから伝わってくる感覚だったり、シートの感触だったり、アクセルペダルを踏んだときの加速感であったり。それらがすべて“丸い”んです。棘がない。

まさに406で感じたものと同じで、あの癒される感じが508には間違いなく残っているんです。0-100km/h加速や最高速度などの数字には決して表れない、“馴染む”とか“気持ちいい”という感覚が508にはある。クルマづくりの現場で「これがプジョーだよね」というのが言葉ではなく感覚で共有できているのでしょう。

プジョーが見つめてきた感覚に訴えるクルマづくり

いままでは数字にできないものはなかなか商品性に結びつけづらいという風潮がありました。先代モデル比で何秒速いとか、プラス何mmキャビンが広くなったとか。

そういうスペック主義ではない部分に、最近日本のクルマづくりもユーザーもシフトしつつあります。非常に感覚的ではあるけれど、座った瞬間に心地良いシートとか、癒される乗り心地とか、プジョーがずっと見つめてきたところに皆が目を向けるようになってきた。ようやく時代が巡ってきたという気がしています。

栄養管理士が作った完璧なバランスの食事もいいけれど、単純に笑顔になれる美味しいものが食べたい。そういう人はプジョーに注目するといいと思います。

次世代の視線を惹きつける新世代のセダンとワゴン

いまはSUVが人気です。小さく廉価なSUVが様々なメーカーからどんどん出てきて、いまやSUVはクルマ選びにおいてメジャーな選択肢になりました。でも、イノベーターやアーリーアダプターと呼ばれる層はとっくの昔にSUVを買っていて、すでに「次は何にしようか」と狙いを定めている。そういうところに来ていると思います。

そこで注目したいのがステーションワゴンとセダン。しかも、昔ながらのワゴンやセダンではつまらない。そこで尖ったデザインセンスを押し出してきた508の出番です。従来のステレオタイプから抜け出した、新世代のセダンとワゴンは“次”を見据える敏感な人々にとって、おあつらえ向きの選択肢になるのではないでしょうか。

508に見るセダンのポテンシャル

そもそもセダン離れが何故起きたのかといえば、フォーマル過ぎたという点があると考えています。ウィークデイに着ていたスーツやネクタイを脱ぎ捨てて出かけるせっかくの週末に、フォーマルなクルマに乗るという違和感があったと。

508のセダン(ファストバック)は、その点とてもカジュアルだし、お洒落なんですね。いまの時代の空気に合っている。セダンにはボディ剛性が高いとか、前後重量配分がいいとか、トランクが乗員から独立しているとか、美点が多くあります。そういうセダンの良さを明確に打ち出しながら、カジュアルなムードも与えてあげることが今後は重要。そういう意味で、508はセダンの生きる道を拓くクルマなのかもしれません。

GORO OKAZAKI

岡崎 五朗 -モータージャーナリスト-

1966年東京生まれ。青山学院大学理工学部機械工学科卒業。雑誌や新聞、webメディアなど多くの媒体に寄稿する一方、2008年よりテレビ神奈川の自動車情報番組『クルマでいこう!』のメインキャスターを務める。日本自動車ジャーナリスト協会理事。日本カーオブザイヤー選考委員。ワールドカーアワード選考委員。ワールドエンジンオブザイヤー選考委員。

/// OWNER’S VOICE ///

508のオーナー様による、リアルな声もご覧ください

  • ※仕様、および外観は予告なく変更することがあります。
  • ※掲載写真は一部日本仕様と異なる場合があります。掲載内容の詳細については、プジョー正規ディーラーへお問い合わせください。