未来のプジョー、明日のデザイン いつの時代も先進の美がある。

クルマのデザインは感性で楽しむもの。だからファッションや音楽と同じように「好き、嫌い」や「カッコいい、カッコ悪い」で判断してまったく問題ありません。けれども、もう一歩踏み込むと、新しい世界が見えてきます。
デザインとは「デッサン」と同じ語源を持つ言葉で、もともとは「考えやアイデアを形にする」という意味です。したがって、「ヘッドライトの形がシャープだからカッコいい」というのは、デザインの本質からはちょっと外れています。空気抵抗を少なくするために風を切り裂くような形にすることや、たくさんの人がリラックスして移動できるように室内空間に余裕が生まれる造形にすることなどが、クルマのデザインの本質なのです。
プジョーの各モデルも、内に秘めた機能を造形としても表現するデザインになっています。そしてこのことがわかりやすいのが、コンセプトカーです。写真は、プジョーe-LEGEND CONCEPT。電気とモーターで走り、自動運転にも対応する未来のクルマです。
クーペのスタイルを選んだことで、このクルマにモダンなキャラクターを与えています。滑らかなボディ表面の処理と相まって、見ているだけで新しいドライビングエクスペリエンスを提供してくれる予感が高まります。同時にこのデザインは、かつての名車へのオマージュも意味しています。

下に紹介する2台のコンセプトカーも、それぞれの機能をデザインでも表現しています。プジョーBOXER 4×4 CONCEPTは、走破性と積載性を追求したデザインで冒険心を表します。508 PEUGEOT SPORT ENGINEERED CONCEPTは環境性能とスポーツ性能の両立を追求することを、躍動感に満ちたシャープなスタイリングでも表現しているのです。

PEUGEOT BOXER 4×4 CONCEPT
508 PEUGEOT SPORT ENGINEERED CONCEPT