7シーターの5008で、小淵沢まで自動車旅行 “走るアート”で“泊まるアート”へ

世界中のさまざまな機関が、「コロナ禍が収まったら何をしたいか?」というアンケートを行っていますが、そこで必ず上位に入っているのが「旅行」です。約700万年前に東アフリカで誕生したとされる人類の起源は、その後、長い時間をかけて全世界に広まりました。この人類の移動をグレートジャーニーと呼ぶそうですが、私たちには遠くへ行きたいというDNAが組み込まれているのかもしれません。
新型コロナウィルスの影響で、家族や気心の知れた仲間と旅することができる自動車旅行が注目されています。こうした用途にぴったりの1台が、プジョー5008。なぜなら、7人が乗れる3列シートや、長距離ドライブを安全で快適なものにしてくれる最新の安全・運転支援装置が備わるからです。
今回は、5008を自動車旅行に連れ出してみました。目的地は、山梨県北杜市のホテルキーフォレスト北杜と、併設する中村キース・ヘリング美術館。八ヶ岳の麓に広がる小淵沢アート&ウエルネスは、自然に囲まれながら芸術鑑賞やラグジュアリーホテルでのステイを楽しめるリゾートで、施設全体が“ART”を軸に構成されています。今回訪れるホテルと美術館もこの小淵沢アート&ウエルネスの一部で、ARTをコンセプトとするあたりが、デザインコンシャスな5008に似合うと考えたのです。
都心から八ヶ岳へ向かう道中の中央高速は、一部区間で高速コーナーが連続します。そんな場面でも、5008は軽やかに駆け抜けます。特徴的な小径のハンドルを操作すると、ドライバーの思った通りに曲がってくれます。だから高速道路を走っていても退屈とは無縁です。
路面からのショックをしなやかに吸収する快適な乗り心地は、の伝統。穏やかな気持ちでドライブできるのは、シートの出来のよさのおかげでもあります。特筆すべきは室内が静かなことで、同乗者との会話が弾み、スマートフォン連携機能「ミラースクリーン」によって流れる楽曲も心地よく耳に届きます。
試乗車の5008 GT BlueHDiは2ℓのディーゼルターボエンジンを搭載、ほかに1.6ℓのガソリンターボエンジンもラインナップします。ディーゼルは重厚でどっしりとしたフィーリング、一方ガソリンは「シューン」という切れ味のよさが持ち味です。どちらも優秀なエンジンですが、好みはわかれるはず。ぜひ一度、販売店で試乗してご自身の好みを確認することをお勧めします。
力強くて滑らかなエンジン、気持ちのよいコーナリング、そしてコンフォタブルな乗り心地。この三拍子が揃っているので、都心から200km弱の小淵沢はあっという間。日本を代表する建築家のひとりである北川原温氏が設計したホテルキーフォレスト北杜のエントランスに、5008が到着しました。ホテルの外観も凝った造形ですが、LEDを用いた先鋭的なヘッドランプ、セイバー(サーベルの意)と呼ばれる牙を模したLEDデイライト、そしてジュエリーを思わせる輝きを放つフロントグリルなど、5008も負けてはいません。ホテルの前に停めると、日仏のアートのコラボレーションが完成しました。
ホテルキーフォレスト北杜は客室はもちろん屋上のスカイテラスからスパ、バーに至るまで、アートを感じさせる造りになっています。さらにお隣の中村キース・ヘリング美術館に足を延ばして、アートを満喫します。世界にはさまざまなSUVが存在しますが、こういうシチュエーションにマッチするスタイリッシュさを基準に選ぶと、5008の名前がまっ先にあがるかもしれません。
帰路は、アップデートされた先進運転支援システム(ADAS)の恩恵に浴します。アクティブクルーズコントロールを起動すると、クルマに設置されたカメラとセンサーが作動して、前を走るクルマと適正な車間距離を保ちながら追従します。車線内の位置をキープするようにハンドル操作もアシストしてくれるので、高速道路を走るのが実に安全で快適。前述したようにシートの掛け心地と乗り心地も身体にやさしいので、どこまでもどこまでも走って行けそうです。
19世紀にイギリスの良家の子女が見聞を広げ、人脈を作るために2、3年にわたってヨーロッパ大陸を旅したことをグランドツーリングと呼んだそうです。それは現在でも同じで、今回の旅のようにいつもと違う、新しい発見をすることができます。大事なのは目的地までの往復をただの移動だと考えるか、楽しい時間の過ごし方だと考えるかではないでしょうか。5008は、間違いなく往路も復路も充実したものにしてくれます。広大なラゲッジスペースに荷物を満載して、遠くを目指したくなるクルマなのです。
- ※表示価格は2021年12月現在のメーカー希望小売価格で参考価格です。販売価格は各ディーラーが独自に定めております。
- ※価格、仕様、および外観は予告なく変更することがあります。
text=BLEU
photo=SEIJI TONOMURA