Allure美しく、しなやかな感性 女性起業家とプジョー2008 
~仕事も趣味も、自分らしく~

プジョーがつくるのは、クルマだけではなく、あなたらしい生き方そのものです。
何物にも流されず常識にとらわれることもなく、しなやかに自分の価値観を追求する。
美しくしなやかな感性で自分らしく生きる、Allure(アリュール)を纏った女性起業家にプジョーをドライブしていただきました。

表参道に位置する「ANDYOU DRESSING ROOM」のオフィスにて。こちらに、約850着のレンタル用パーティドレスをストックしています。

結婚式に招待される女性の悩みを解決したい

松田愛里さんは、パーティドレスのレンタルサービスを行う「ANDYOU DRESSING ROOM」を立ち上げた起業家です。起業のきっかけを、こう振り返ります。

「私は新卒で、ノバレーゼという総合ブライダルの企業に就職しまして、5年ほど広報を担当しました。全国の結婚式場とドレスショップを運営する会社だったので結婚式全体を見る立場でしたが、結婚式のトレンドがこの10数年で大きく変わっていることに気づいたんですね。それまではホテルの大きなバンケットルームでの挙式が主流でしたが、海の見えるレストランや、景色のいいガーデンで行うスタイルが多くなっていたんです」

ここで、松田さんはあることに問題意識を持ったといいます。それは、新郎新婦はシチュエーションに合った素敵な衣装なのに参列者のパーティドレスにはトレンド感がない、ということです。

「私は、参列者の視点で結婚式サービスを考えることが必要だと感じました。ノバレーゼは社内ベンチャー制度を設けていて、年に一度、役員にプレゼンをすることができます。そこで私はレンタルドレスの企画を提案して、コンペで優勝することができ、子会社を設立するという形で独立しました」

起業にあたって、松田さんは代表取締役社長に就任しました。立場上、もちろん収益も考える必要がありましたが、それとは別に、使命感のようなものがあったとのことです。

「結婚式に招かれる女性というのは、実は悩みが多いんですね。ご祝儀に加えて衣装代やヘアメイクなど、お金がかかります。お金の心配をせずに、参列する女性に心の底から結婚式を楽しんでいただきたい、そうしないとブライダル業界の未来も暗い。そんな想いがありました」

プジョーは、Allure(アリュール)という言葉を大切にしているブランドです。この言葉は、「美しく、しなやかな感性」を意味し、プジョーを愉しむことはまさに、「美しく、しなやかに、自分らしく、自分の世界を愉しむ」ことです。華やかな場所を愉しみたい、自分らしく装いたいという女性の願いをかなえようとする松田さんのチャレンジにも、やはりAllureを感じました。

松田愛里さんは1991年生まれ。上智大学総合人間科学部を卒業後、ノバレーゼに入社。広報業務を担当した後、社内の新事業提案制度を利用して2019年に「ANDYOU DRESSING ROOM」を設立しました。

仕事を楽しむことでコロナ禍も乗り越える

こうして、2019年に「ANDYOU DRESSING ROOM」はスタートしました。ただし、決して順風満帆な立ち上がりではありませんでした。

「起業して半年後にコロナの問題が起こったんですね。結婚式はパーティなので、開催ができない期間が1年半ほど続きました。売上はほとんどゼロに近く、今後もどうなるかわからない。結婚式はなくてもいいよねという風潮になったらどうしようかと、かなり落ち込みました」

松田さんによれば、女性が気軽に利用できるよう、1着あたり4500円からと、価格設定を低く抑えることにもこだわっているとのことです。

ANDYOU DRESSING ROOM
https://and-u.jp

暗い気持ちで過ごしたコロナ禍の期間でしたが、松田さんはあることに気づいたといいます。

「コロナが問題になって半年ほど経ったところで振り返ってみると、みなさんは結婚式のキャンセルはしないで、延期になさっていたんですね。いつかは結婚式をやりたいと思ってくださっているんだな、ということがわかって安心したんです。いまできることを着々と進めようということに頭を切り替えて、不安な時期を乗り越えました。2021年の秋頃からはかなり回復して、ずっと延期してきた方や、この2年間で入籍はしたけれど式を挙げていないという方が式を計画なさっているので、現在はかなりの活況となっています」

お話をうかがいながら感じたのは、コロナ禍の苦労も松田さんが明るく振り返っているということです。そう伝えると、松田さんからは「基本的にものすごく仕事を楽しんでいますから」という答が返ってきました。

「お客様の声を聞いてそれを業務に反映する、という繰り返しでサービスを向上させる過程がこの仕事の醍醐味ですね。たとえば、起業当初は式の前日にドレスをお届けしていましたが、それだとインナーが合わないといった時に買いに行く時間がない。そこで、前々日にお届けするように仕組みを変えました。また、リゾートでの挙式が増えたのでそれに合わせた華やかなドレスを取り揃えるとか。みなさんインスタグラムに写真をアップするので、同じドレスは着たくないじゃないですか。SNSがここまで広がると、私たちがお役に立てることもさらに増えていくと思います」

大のクルマ好きで、クラシックカーラリーにも出場なさっているというご尊父の影響で、松田さんも幼少期からクルマを身近に感じていたとのこと。ゴルフや旅行に行く際は、ご主人と交代でハンドルを握っているそうです。
松田さんのご趣味は、ゴルフとドライブ。気に入ったクルマを運転しながらゴルフ場に向かう週末のひとときが、リラックスできる瞬間とのことです。

心を豊かにする趣味とクルマ

仕事を楽しんでいるという松田さんですが、それでも経営者という立場上、重圧やストレスもあるはずです。そこで、松田さんにリフレッシュ術をうかがいました。

「週末、土曜と日曜のどちらかは必ず主人とゴルフに行っていますね。運転は大好きなので、2時間ぐらいドライブするのも楽しいし、緑を見ながら新鮮な空気を吸って身体を動かすと、いい気分転換になります。仕事も趣味も、心を豊かにしてくれるものに出会うことができて、それには感謝していますね」

18歳で免許を取得してから、常にクルマに乗る生活をしてきたという松田さんに、2008 GT BlueHDiを試乗していただきました。ラインナップに新たに加わった、ディーゼルエンジンを搭載したモデルです。プジョーに乗るのは初めてだという松田さんですが、「自宅の近所でよく見かけて、コンパクトだけれど個性的なデザインなので興味を持っていました」とのことです。

デザインに興味を持っていたという松田さんに、プジョーは「美しく、しなやかな感性」といった意味合いの“Allure(アリュール)”という言葉を大事にしながらクルマを開発しているとお伝えしました。たとえば、ライオンのカギ爪をモチーフにしたヘッドランプ内の造形や、サーベルや牙のようにも見えるデイライトランプは、周囲のクルマに埋没しないようにさりげなく存在感をアピールしています。
すると松田さんは、「素敵なコンセプトですね」と笑顔を見せました。
「私の仕事も、自分らしさを大事にしながら美しく装っていただくというものなので、そうした考えには共感します」

ライオンの鉤爪をモチーフにしたヘッドランプや、牙やサーベルのようなデイライトランニングランプなど、2008のコンパクトでありながら存在感があるデザインに、松田さんは興味を持ったといいます。

気になっていたという特徴的なフロントマスクをチェックしてから運転席に乗り込むと、松田さんは手早くシート位置とルームミラー、ドアミラーを調整しました。いかにも、クルマと運転がお好きだということが伝わってくる所作です。
エンジンを始動してスタートした第一印象は、「わっ、軽い感じですね」というものでした。

「この出足の軽やかさは、気持ちがいいですね。とても静かでスムーズです。ディーゼルエンジンのほかに、ガソリンエンジンとEVが選べるという選択肢があることもいいですね。わが家はゴルフに行くのがメインなのでディーゼルを選ぶと思いますが、街中が多い方はEVの方が暮らしにフィットするでしょうし、私の父のようにスポーツ走行が好きな方はガソリンがいいかもしれません」

加速感が気持ちがいいという感想をお持ちになった松田さんに、プジョーはライオンのようなしなやかさを感じていただくクルマ作りを目指しているとお伝えします。
「確かに、滑らかに力強く加速するフィーリングは、ライオンのエンブレムに重なるものがありますね」

運転がお好きというだけあって、あっという間に2008を乗りこなす松田さん。3D i-Cockpitの利点についても、すぐにお気づきになりました。

初めてドライブするプジョーに慣れてきた松田さんは、あることに気付いたといいます。「中央の液晶パネルがドライバーの方向に傾いているから運転に集中できるし、メーターパネルの情報が整理されているので、視線を動かさずに速度などの情報がわかります」

ハンドルの上からメーターパネルを見る格好になる3D i-Cockpitに、「これはほかのメーカーにはない、プジョーならではの個性ですね」と松田さんは感心したご様子でした。

このインテリアは、人間工学に基づいたプジョー独自の3D i-Cockpitだと説明すると、松田さんは大きくうなずきました。
「なるほど、安心して運転できるように設計されているんですね。この小さいハンドルも、小回りが利く感じがしてとても扱いやすいです」

視線を動かすことなくドライブできるから、クルマとの一体感が感じられ、まるでクルマと対話しているように感じたとおっしゃる松田さんは、この2008で遠出をしたくなったとのことです。
「目線が高いSUVが好きなこととあわせて、とてもリラックスして運転することができます。休日にクルマでゴルフに行くことが一番のリフレッシュ方法なので、このクルマだったら週末がさらに充実するはずです。ゴルフ場の車寄せで、自分がこのクルマから降りてくるシーンを想像すると気分が上がります。荷室も広いから、このクルマでゴルフに行ったら楽しいでしょうね」

仕事も趣味も心を豊かにするものに出会えて幸せだと語る松田さんは、プジョーのコンパクトSUVにも共感するところが多かったようです。プジョーは、クルマだけでなく、その人らしい新しい生き方を提案したいと考えています。そうしたクルマづくりの基本的な考え方を、「Allure(アリュール=美しくしなやかな感性)」という言葉で表現しています。
自分らしく、自分の世界を愉しみながら人生を謳歌している松田さんは、Allureを体現する2008にフィットしているように見えました。

text=BLEU
photo=Masahiro Okamura (CROSSOVER)