レッドナッパレザーシートが個性を演出する3008/5008の特別仕様車“Red Nappa” 売れっ子ファッションディレクターに聞いてみました。
この内装を、どう着こなしますか?

プジョーのSUVはシックでエレガント

赤いレザーを見て、「フランスっぽいな」と思いました。パリでは、さり気なく真っ赤なニットを着たり、鮮やかな色のマフラーを巻いた紳士とすれ違うことを思い出したのです。がんばってお洒落をするのではなく、日常の生活でもきれいな色使いを自分の感性において楽しむあたりがフランス流だと感じます。

そもそも、3008と5008の外観にもフランスの雰囲気がありますね。SUVでありながらゴツさを前面に押し出すのではなく、どこか街並みに馴染んだエレガントでシックな佇まいです。
フランスでは、たとえば夏場の暑い時期に男性がショーツを履く場合でも、Tシャツではなく襟付きのシャツを合わせるなど、カジュアルになり過ぎない装いを好む傾向があります。この2台の外観は、そんなフランス人の着こなしを思わせます。

それでは、3008/5008 Red Nappaとのドライブにふさわしい着こなしを考えてみましょう。季節は夏の終りから秋にかけて、このクルマのキャラクターに合わせて、アウトドアというよりも、ディナーに出かけるシーンを想定してみました。

まず男性の場合ですが、ディナーに出かける設定ですし、このシートのレッドナッパレザーは赤といっても大人っぽい赤なので、ジャケットを着たいですね。ただ、無地のジャケットではつまらないので、3色使いぐらいのチェックはどうでしょう。チェックの場合は、大きめの柄のほうがカジュアルなので、SUVというキャラクターには合いそうです。

ジャケットのインナーは、日本だとニットやTシャツを選びがちですが、ヨーロッパの方のように襟付きのシャツが大人っぽくておすすめです。黒いボタンダウンのシャツを、こなれた感じで着ると似合うと思います。

季節を考えると、パンツは少しドレッシーなコットンパンツ、いわゆるドレスチノを選んでみました。レッドナッパレザーシートの色味を考えると、ビビッドな色よりも、少しスモーキーな色合いがいいでしょう。スモーキーであればグリーンでもピンクでもブルーでも合いそうですが、ここではテラコッタ、少し日に焼けて薄く色褪せたオレンジのような色を選んでみました。

全体のスタイルを完成させるのに、靴選びは重要です。ここは、いま流行っている甲の部分に金属の飾りが付いたビットローファーでコーディネイトをまとめたいと思います。

ビットローファーの色は、黒を選ぶとドレッシーな感じに、茶を選ぶとカジュアルになります。ここでは黒のビットローファーを素足で履いて、崩し過ぎないけれどくつろいでいる、という雰囲気を狙ってみました。

自分の個性を大事にする方に

3008/5008 Red Nappaとなら、女性はいろいろなスタイルのお洒落が楽しめると思います。

フレア気味でプリーツのついたスカートを、膝からくるぶしぐらいの長さでふわっと着こなすと、大人っぽいインテリアに馴染みます。秋のはじまりだと考えると、ここに長めの軽やかなコートやストールを合わせるのもいいでしょう。

ニットのアンサンブルなどもフィットしそうです。襟ぐりが深めのUネックで、そこに大きめのアクセサリーで首元にアクセントを付けてみてはいかがでしょう。華のあるインテリアに合うと思います。

SUVというキャラクターに寄せると、細身のパンツで活動的に装うのももちろんアリです。白いパンツを選ぶと、レッドナッパレザーシートに座ったときにより映えるでしょう。ニット・オン・ニットのレイヤードも楽しめますし、このインテリアはお洒落のしがいがありますね。

今回、3008/5008 Red Nappaを見せていただいて、自分のクルマも次は赤い内装がいいな、と思いました。ただの道具ではなく、自分の好みで選んだ愛すべき空間という雰囲気になるし、好きなものに囲まれていると感じることができます。スポーツカーではなく、普段使いするクルマにこういう内装が設定されていることがうれしいですね。

だから男性であれ女性であれ、ポイントはがんばりすぎないことだと思います。クルマと洋服が好きな方が、肩肘張らずにリラックスして楽しむ感じがこのクルマのキャラクターにふさわしいように感じるからです。

フランスはモード発祥の国ですが、街で実際に出会う方は、みなさんベーシックな服を、個性を活かして上手に着ています。いいものを長く着て、色使いでは自分の個性を大事にします。トレンドとか他の人の視線や意見よりも、感性を大切にし自分流を貫くんですね。3008/5008 Red Nappaを見ていると、この内装を選ぶ方もきっとそういうマインドの方だろうな、と感じました。

3008/5008 Red Nappaのレッドナッパレザーシートは、3008/5008カタログモデルにオプション設定されているブラックナッパレザーシートと同様、表面は滑らかで上質な座り心地。運転席メモリー付き電動シート、アクティブランバーサポート、フロントシートヒーターも備わります。さらにパノラミックサンルーフ、パークアシスト、360°ビジョンも標準装備し、ボディカラーにはレッドナッパレザーが映えるパール・ホワイトとペルラ・ネラ・ブラックの2色が設定されています。(写真は3008 GT BlueHDiの内装)

illustration=Mai Endo