PEUGEOT ADVANCED DRIVING ASSISTANCE SYSTEMS
先進のテクノロジーから生まれる、
ワクワクのドライブ体験 |後編|
トラフィックサインインフォメーション
さっきまで80km/hだったはずの制限速度が60km/hになっているのを見逃していた─。追い越し禁止の標識に気づかなかった─。そんなうっかりミスは、だれにだってあるはずです。人間だもの。
車載のカメラで道路標識を読み取り、それをドライバーに知らせてくれるのがトラフィックサインインフォメーションの役割です。
走行中、車載カメラが読み取るのは制限速度、追い越し禁止、進入禁止などの道路標識。これを、インストルメントパネルやヘッドアップインストルメントパネルに表示してくれます。
これでもう、制限速度が低くなっていることに気づかぬまま走り続けてしまうおそれが低くなるでしょうし、一方通行の出口なのに誤って進入してしまうようなうっかりミスの心配も減るはずです。
人間の目とクルマのカメラ、二重チェック体制でうっかりミスをなくしましょう。
アクティブボンネット
プジョーの安全技術は、「ドライバーや乗っている人が安全」というところから、さらにもう一歩踏み込んでいます。万が一、歩行者と接触してしまったときに、相手に与える被害を小さくするような安全技術にも取り組んでいます。それが、アクティブボンネットです。
歩行者との接触を感知すると、ボンネットを持ち上げます。すると、エンジンルームの中に空間が生まれます。この空間が、歩行者に与える衝撃を吸収する、クッションのような役割を果たすのです。
もしアクティブボンネットがないと、金属製の硬いエンジンの衝撃がダイレクトに伝わってしまいます。
いま、日本においてもヨーロッパにおいても、自動車の安全性を示す自動車アセスメントの指標には、「歩行者保護」という項目があります。自分だけ安全だったらいいというのではなく、歩行者を保護する性能も求められる時代なのです。
ナイトビジョン
オートフォーカスも完璧だし、望遠レンズになったかと思えば一瞬で広角レンズにも早変わり─。
光学機器のメーカーの人によると、人間の目をカメラのレンズにたとえると、驚くほど高性能だといいます。けれども、もちろんカメラにはかなわない領域もあります。そのひとつが、暗闇でモノを見つける能力です。
ナイトビジョンは、夜間走行時に赤外線カメラが歩行者や大型動物を見つけ、対象物を映像化してヘッドアップインストルメントパネルに表示する技術。最大で200メートル前方の対象物を検知する能力で、人間の目の能力を補ってくれるのです。
危険性が高くなると、ディスプレイ表示と、警告音でドライバーに注意をうながします。(※なお、このシステムは外気温が約30~35℃以上になると作動しないので、ご注意願います)
360°ビジョン/フルパークアシスト
「ドライブは好きだけれど、駐車はちょっと苦手」とか、「縦列駐車をするときにものすごくプレッシャーを感じる」という方には、こんな技術もご用意しています。
まず360°ビジョンは、駐車をするときなどに、まるで空から鳥が眺めているかのような映像で周囲の安全を確認することができます。したがって、死角にあった障害物にゴツン、という残念な事故が減ります。それだけでなく、後方の映像、前方のパノラマの計3タイプの映像を選ぶこともできます。たとえば駐車場から出るときや、狭い路地を曲がる場面などに、安全と安心をもたらしてくれるのです。
フルパークアシストは、車庫入れや縦列駐車のときに、駐車可能なスペースを検知し、ステアリングホイール操作、シフト操作、それにアクセルとブレーキのすべてをアシストしてくれます。ドライバーは、スイッチ操作だけで駐車ができるので、駐車をするときの負担が大幅に軽減されます。
PEUGEOT ミラースクリーン
プジョーの全モデルに共通して採用されている「i-Cockpit®」は、人間工学に基づきデザインされた、直感的な運転感覚をもたらすプジョー独自のコックピットレイアウト。この「i-Cockpit®」の特徴は3つ。ひとつめが俊敏なハンドル操作を可能にする小径ステアリング。ふたつめは、メーターを見るドライバーの視線移動を最小限に抑えるヘッドアップインストルメントパネル。そして3つめが、オーディオや空調を直感的に操作できる大型のタッチスクリーンです。
そしてUSBケーブルでスマートフォンを接続すると、タッチスクリーンでスマートフォンのアプリを操作することができるようになります。「Apple CarPlay」にも「Android Auto」にも対応しているので、スマートフォンの機種は問いません。音楽も、メッセージも、ハンズフリーでの通話も思いのまま。たとえばiPhoneをつなげば、Siriを使って音声で操作することも可能です。普段使っているスマートフォンの主要なアプリを車内でも使うことができるのです。
illustration=Koji Endo
photo=Masahiro Okamura (CROSSOVER)